CASE
制作実績
緑華
実施した施策
個展告知用DM・イベント用ポートフォリオブック制作
概要・課題
2026年4月3日〜5日に開催される個展に向けて、開催を告知するためのDMと、会場で来場者にお渡しするポートフォリオブックを制作しました。
今回の制作で大切にしたのは、単に開催日時や会場を知らせるだけではなく、個展を訪れる前から作家・緑華様の作品世界に触れてもらい、実際に作品を見てみたいという期待感につなげることです。
また、会場で配布するポートフォリオブックは、展示を見たその場だけで完結するものではなく、持ち帰った後にも作品の余韻を感じ、作家や作品を記憶してもらうための重要なツールとして位置づけました。
告知から来場、鑑賞、そして個展を訪れた後まで、一貫して緑華様の世界観を感じてもらえるコミュニケーションツールを目指しました。
ターゲット
アートや絵画に関心があり、作品そのものだけでなく、作家の感性や表現する世界観に魅力を感じる方。既に緑華様の作品を知っている方はもちろん、DMや個展をきっかけに初めて作品に触れる方も想定し、専門的なアートファンだけに限定せず、作品を見て直感的に「気になる」「実物を見てみたい」と感じてもらえる層をターゲットとしました。
デザインコンセプト
“作品の余韻を、手元に残す。”
今回のデザインでは、グラフィックそのものを強く主張するのではなく、緑華様の作品が持つ色彩や表現、空気感を最大限に引き立てることを大切にしました。
DMは、個展との最初の接点として、手に取った瞬間に作品の世界へ引き込まれること。ポートフォリオブックは、会場で作品を鑑賞した体験を、持ち帰った後にも思い返してもらえること。
それぞれ役割は異なりますが、どちらも「作品と人をつなぐもの」と捉え、作品そのものを主役に据えた世界観で統一しました。
デザインのこだわりポイント
最も大切にしたのは、作品の魅力をデザインで邪魔しないことです。
アート作品を扱うツールだからこそ、装飾や情報を必要以上に加えるのではなく、作品を大きく見せながら余白を活かし、一つひとつの作品とじっくり向き合えるレイアウトを意識しました。
告知用DMでは、個展の存在を知ってもらうことに加えて、「どんな作品が展示されるのだろう」という期待感を生み出すことを重視。作品を印象的に配置しながら、開催日時や会場など必要な情報は明確に整理し、告知物としての機能性と作品性を両立させています。
ポートフォリオブックでは、単に作品を一覧で紹介するのではなく、ページをめくる流れや作品同士の間、余白まで含めて設計。鑑賞する人の視線やテンポを意識し、一冊を通して緑華様の世界観に浸れる構成に仕上げました。
DMで作品に出会い、個展で実物を体感し、ポートフォリオブックを持ち帰る。個展前から個展後まで続く体験を意識して、2つのツールに一貫した世界観を持たせています。
担当者からのコメント
ディレクター 吉田将之
今回の制作では、「デザインをする」というよりも、「作品をどう見せるか」という視点を大切にしました。アート作品には、それ自体に色や構図、質感、そして作家の想いがあります。そこにデザインを加えすぎてしまうと、本来伝えるべき作品の魅力を弱めてしまう可能性があります。
そこで、DMでは個展への期待をつくり、ポートフォリオブックでは作品を見た後の余韻を残す。それぞれの役割を整理したうえで、できる限り作品そのものが主役になる設計を心がけました。
個展を知った瞬間から、会場で作品と出会い、家に帰ってポートフォリオを開くところまで。その一連の体験の中で、緑華様の作品世界が記憶に残るデザインを目指しました。
関わったメンバー
ディレクター 吉田将之
デザイナー 郷田靖雄